VRの特徴の一つは身体性

VRの特徴の一つは身体性

VRはHMDを装着して立体視が可能です。VRにおける立体視はVRの特徴の一つですが、もっと特徴づけられるのが身体性です。

VRの立体視は頭を動かして左右や上下、見たい方向を向けばその方向の空間が広がります。これはテレオ画像や映画館での立体映像と大きく異る特徴です。

コントローラのジョイステックやボタンで移動するだけでなく、しゃがんだり、見上げたる、振り向いたり、体を動かして視線を変えるこは非常にVR的といえます。

この特徴を活用して実サイズでVR空間にレイアウトされたオブジェクトを下から見たり好きな方向から見ることで図面ではわからないサイズ感や形状を直感的に把握できます。

さらに、体を動かして視線を変えることはVR酔いの低減にも寄与します。酔いの原因の一つとして体性感覚(筋肉や三半規管、関節の感覚など)と視覚の差があげられます。視覚情報は「動いている」のに体性感覚では「止まってる」となると酔が発生します。

そこで、VRLiteでは体を動かして視線を変える方法を推奨しています。VR空間を飛んで全体を俯瞰することもできますが、サイズ感や形状を直感的に把握するためにはコントローラによる操作よりも体を動かしてみることが有用です。